「アルパカの兄弟」さんにお話をお聞きしました。
大学院修士課程修了後、創薬系ベンチャー企業に就職。研究員として実験三昧の日々を送りましたが、体と心のバランスを崩して退職。
これからの人生はもっと心に焦点を当てようと、小さい頃から好きだったものづくりに本腰を入れるようになりました。
作るものはモノですが、『モノ』ではない『何か』を届けたいと思っています。
ー アルパカの兄弟さん。作家名「 アルパカの兄弟 」の由来は何ですか?
《生きてる!》がテーマなので生き物の名前に。姉妹で始めたので姉妹、姉妹よりは響きが良い兄弟に。と覚えてもらいやすい名前に決めました。
ー ”アルパカ” に注目されたのが素敵です!どこかアンバランスでかわいい動物ですよね。
ー作家活動を始められたきっかけは何だったんですか?
体調を崩して何もやることがなくなったとき、つくりたい、と思ったからです!
ー体調が崩れてしまうと、それまでの生活リズムがガラッと変わりますよね。。。どんなことにでも、”意欲がある”と、生きている実感が沸いてくるから好きです。
ー扱う素材や技法について教えてください。
低温焼成できるオーブン陶土という素材です。白い肌の部分は、白い化粧土を筆で少しずつ塗り重ねた上、削りながら徐々に滑らかに、淡い砂糖菓子のようになるまで整えています。焼成後にはやわらかい焼き色がつきます。繊細な凹凸と焼き色によっても、それぞれの個性がでます。
ーまるでお菓子つくりの工程を聞いているみたい(笑)美味しそうな香りまでしてきました!
ー制作で一番難しいところは何ですか?
彩色も化粧土も難しいと感じますが、一番難しいのは表情です。表情は、1ミリにも満たないくらい微妙な違いで大きく印象が変わります。光の当たり具合などによっても変わるので、光の具合を変えながら調整します。命を吹き込むようにして大切に仕上げています。
ーミリ単位で光をも確認しながら!時間をかけて、とても繊細な手仕事をされてるんですね。レーザー加工のブローチも、表情がなんとも言えなくていいですね~。
ー アルパカの兄弟さんご自身について教えて欲しいのですが、ご自分の一番好きなところは何ですか?
特に服の模様を描いていると、一日があっという間に経ちます。
ー没頭できる作業があるって羨ましい!パターンも色合わせもオリジナル感があって、どこかノスタルジックで素敵です~。
ーすでに素晴らしい経歴をお持ちですが、これからの野望は何ですか?
大きな作品、新たな素材に挑戦することです。
ーどんな大きさになるんだろう~!とても楽しみです。アルパカの兄弟さんの作風でbigサイズ、見てみたいですね。色々伺えてアルパカの兄弟さんがますます好きになりました。これからも応援しています。どうもありがとうございました!
日々のささやかで豊かな “生きてる!” 瞬間に寄り添うオブジェを制作しています。ひとびとは、いつもそばで静かに佇み、ただそっと寄り添ってくれる存在。
インテリアとして飾っていただくことも多いですが、癒し時間のお守りとして飾っていただくことも多いです。
どうぞ机の上や玄関、本棚の片隅、枕元など、ときどき目を合わせていただける場所に置いて、日常のあたたかい瞬間をたくさん感じていただけますように。
▶ アルパカの兄弟 さんの今後の活躍については、下記サイトリンクやSNSをご覧ください。
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