埼玉県さいたま市西区に、アトリエと陶芸教室を構える「陶芸家 田所照美」さんにお話をお聞きしました。
大宮駅西口からバスで揺られ、下車後少し歩くと「陶芸教室 八朔」の文字が見えます。
田所さんは2011年から陶芸教室の主宰。
陶芸家としては1997年からスタート。
数々の賞を受賞し、多数の個展やグループ展にも出品されています。
ーいつも朗らかな笑顔で迎えてくれる田所さん。作家名「田所照美」はご自身の氏名そのままですか?
そうです、氏名をそのまま使用しています。
ー陶芸を始められたきっかけは何だったんですか?
最初は、自分で作った器で食事をしたかった。そして皆さんにも日常の暮らしの中で丁寧な手しごとを感じてほしかったからです。
ーだから田所さんの作られる陶器は、サイズ感といい、しっくりと手に馴染む感じといい、使いやすいんですね!
ー扱う素材や技法について教えてください。
信楽(しがらき)の土を使い、器全般を作っています。赤土に白化粧を施す粉引(こひき)、刷毛目(はけめ)の器を中心に制作しています。焼成時、燻す事で黒っぽくなる炭化焼成(たんかしょうせい)が特徴です。
ー田所さんの器の特徴ですね!刷毛目の模様は私も好きです!
ー制作で一番難しいところは何ですか?
焼き上がるまで、出来栄えが分からないところですね。毎回新しい発見があります。
ー焼きあがるまで!土を練り・成型・装飾・乾燥・素焼き・釉薬がけ・本焼きと工程がたくさんあり時間がかかりますよね。焼きあがるまで分からないとは緊張しますね!
ー田所さんご自身について教えて欲しいのですが、ご自分の一番好きなところは何ですか?
「物事を前向きに捉えるところ」です。
ーそれはとても素敵だと思います!だから一緒にいると私まで前向きになれるんですね!
ーすでに素晴らしい経歴をお持ちですが、これからの野望は何ですか?
沢山の方に、私が作った器を知って、使ってもらう事です。
ー田所さんの陶器の器はどんな食事にも合うシンプルなデザインが多いですね。お料理を引き立てて美味しく見せてくれる。目でもいただける美味しさは贅沢!今日も田所さんの器で、美味しくご飯とビールをいただきます!
ー今日は色々教えていただき、ますます田所さんが好きになりました。どうもありがとうございました!
▶田所照美さんの今後の活躍については、下記サイトやSNSをご覧ください。
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